大都会のど真ん中の地上45メートル(ビルの10階位の高さ)の空中です。

屋上の緑化部分については、春はソメイヨシノ、夏はサルスベリ、秋は紅葉、そして
冬は冬野菜や寒ツバキと、1年を通して緑が楽しめるように工夫しています。
建築計画の当初から、屋上庭園の構想はあったそうですが、田圃を作るというのは、
企業トップの発想。

今年は長野県のある自治体が、水田、畑の利用に手を挙げて、地域の特産品のアピールを兼ねて、作付から収穫までを管理しています。

ビル側では、毎年 周辺の小学校などに声をかけ、
田植え、花見、稲刈り、収穫祭、餅つきなどのイベントを実施しています。
田圃の横の池には小魚が泳ぎまわり、カエルの鳴き声も聞こえたり、野菜を作っている畑にはよしずの覆いをして、強い日差しを遮っていたりと、都市で農風景を体験できる、珍しい場所となっています。